アルバム制作

信州豊南短期大学 指定女子寮

寮卒業生へのアルバム制作秘話
22年間の想い

作り出したきっかけ

エーデルハイツを22年間経営していて、
最初はアルバムを作らずに寮行事の写真だけを送別会の時に渡していました。

ある寮生に家庭環境が大変な子がいて、勇気づけるつもりでアルバムを作りましたが、
そのアルバムを作り、渡した事によって社会に出て辛い事があってもこのアルバムを見る度
勇気づけられると言うお手紙をいただいたので、それをきっかけに
寮生全員が大きく羽搏ける様に、そんな気持ちでアルバムを作り始めました。

これは世界に一つだけしかない自分だけのアルバムなので、
その人にしかない青春の1ページを「思い出をかたちに」してあげようと思い
作り始めた事がきっかけです。

卒業生から届く手紙

卒業生から結婚祝いの年賀状などが来て、
|旦那さんとアルバムを見た|子供に見せたらママすごいと言われた|旦那さんが君の若い時を見れてよかった|
などと聞くと想いがこもり、豪華にしようと思うと派手になってしまう事もあります。

アルバム制作の想い

エーデルハイツでは寮の母ですが私は娘がいないので、
もっと兄弟を生んであげたかったと言う思いがあり、同期の人から「娘と買い物に行った」と聞くと 寮生の事を娘の様に頑張って欲しいと思う事があります。

親御さんが、18年間育てて下さった娘さんを大切な気持ちで2年間お預かりするので、
一緒に暮らした思い出のつもりで作っています。

エーデルハイツの伝統

送別会でアルバムを渡す様になってから、色紙のメッセージボードを段々といただける様になり
思い出を残していってくれるので、22年間大切にさせてもらっています。

毎年、卒業生のアルバムを見ているから、翌年の寮生達も書いてくださり、
毎年贈り合う恒例行事となっています。

学校の先生でもないただの寮母ですけれども、それでも寮母と言う仕事をやっていなかったら
こんな色紙を貰えないと思いますので、私の宝物になっています。

22年間を通して感じた事

22年間の中で一番感じる事は、同じ年に生まれても育ってきた環境によって
考え方も 生き方も 価値観も 全然違う事を毎年感じ、それをどうやって折り合いを付けていくと言えば
寮行事を行う事が一番友好的かと思います。

寮生の中には、見掛けによらず人を外見だけで判断してしまう時がありますが、
寮行事で話してみたら、意外といい人だと感じる事もあります。

例えば、髪が茶髪だとヤンチャなんだと思ってしまいますが、
そうゆう子が意外と純粋だったり面倒見が、良かったりするのを22年間見てきました。

そうゆう子達から立派になったよ!結婚したよ!
などのお便りが来ると、とても嬉しく感じます。

寮母から寮生への想い

人それぞれ幸せがあると思いますが、自身で信州豊南短期大学に入学すると決めたのなら、
最初が肝心なので少しでも多くの資格を取り、
社会で立派に頑張って通用していける様な人間になって欲しいです。

そして、社会に出てみないと分からない事もあると思いますが、
強く生き抜いて欲しいなと思ってます。

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